2019年11月07日更新
プルーム・テックが体に及ぼす健康被害はある?プルーム・テックによる健康への影響について
加熱式たばこの中でも、人気の「プルーム・テック」。紙巻たばこと比べて、安全だとか、健康への影響が少ないとか、煙がないとか言われていますが、なぜそんなに有害物質が少ないのか実際のところを知っている方は少ないかもしれません。また、本当に安全なの?大丈夫なの?と不安を抱えている方も多いはず。今回は、プルーム・テックの健康への影響について、他の加熱式たばこや紙巻たばこと比べてみたいと思います。
目次
- 1 プルーム・テックとは?
- 1-1 プルーム・テックの基本はバッテリー・カートリッジ・たばこカプセル
- 1-2 プルーム・テックの構造・仕様
- 2 プルーム・テックの健康被害は?
- 2-1 プルーム・テックの有害物質の有無
- 2-2 プルーム・テックのたばこベイパーの成分とは?
- 3 プルーム・テックと紙巻たばこの健康被害の比較
- 3-1 紙巻たばこの健康への影響度
- 3-2 プルーム・テックとの健康被害の比較
- 4 プルーム・テックと他の加熱式たばことでは健康被害に差はあるの?
- 4-1 iQOS(アイコス)やglo(グロー)の健康への影響度
- 5 プルーム・テックを吸った時の不調について
- 5-1 プルーム・テックの喉への影響の有無
- 5-2 喉が不調になる原因
- 5-3 喉が不調になったときの対処法
- 6 プルーム・テック使用時の注意点
- 7 まとめ
プルーム・テックとは?
プルーム・テックの基本はバッテリー・カートリッジ・たばこカプセル
画像:https://www.ploom.jp/members/heat/
プルーム・テックの健康への影響を知るために、まずはプルーム・テックの仕様や構造について説明していきましょう。
プルーム・テックを利用するためには、「プルーム・テックバッテリー」と別売りの「カートリッジ」と「たばこカプセル」を用意し、組み合わせる必要があります。「たばこカプセル」には、様々なフレーバーがあり、これを交換することでプルーム・テックを楽しむことができます。
プルーム・テックの構造・仕様
画像:https://www.ploom.jp/members/heat/
プルーム・テックの最大の特徴は、低温加熱方式のたばこであるといつところです。紙巻たばこは、たばこの葉に火をつけて「燃焼」させることで吸うことができます。一方、プルーム・テックは、たばこの葉を加熱して吸うので、煙や灰、有害物質、臭いが抑えられます。
その加熱の仕組みですが、プルーム・テックは、空気吸ったときに本体の中に外部の空気が入り込み、それを感知して加熱されるようになっています。そして、この加熱により取付けたリキッドが水蒸気になり、その蒸気は、各種フレーバーのたばこカプセルを通過すると、たばこベイパーと呼ばれる状態になります。このたばこベイパーを口に含んで私たちは喫煙を楽しむ、これがプルーム・テックの仕組みです。
プルーム・テックの健康被害は?
プルーム・テックの有害物質の有無
有害物質のカット
画像:https://www.ploom.jp/members/heat/
では改めて、プルーム・テック有害物質について説明していきます。公式情報によると、「メビウス・レギュラー・フォー・プルームテック」の1パフあたりに含まれるニコチン量は、0.02mg、タールは0mgとなっています。ちなみに、紙巻たばこの「メビウス・ライト」のニコチン量は0.7mg、タールは8mgです。この他にも、プルーム・テックと紙巻たばこを比較すると、多くの有害物質が抑制されているという結果が出ており、実に99%の有害物質が減少していると言われています。
匂いも軽減
画像:https://www.ploom.jp/members/heat/
たばこが嫌われる理由に、周りへの匂いの影響もありますよね。JTの実験によると、プルーム・テックをはじめとするプルームシリーズは、匂いについても紙巻たばこと比較すると激減することが明らかになっています。これで、スーツやお気にり入りの服に匂いがつくこともないし、周りの方への配慮もできそうです。
プルーム・テックのたばこベイパーの成分とは?
画像:https://www.ploom.jp/members/heat/
たばこベイパーは、たばこの葉を加熱した時の蒸気がもとになっていますが、実際にはどんな成分が含まれているのでしょうか。プルーム・テックのたばこベイパーの主要成分は、プロピレングリコール、グリセリン、水、ニコチンとされています。
https://www.jti.co.jp/tobacco/responsibilities/guidelines/constituents/ploomtech/index.html
紙巻たばこには、タールという成分が含まれ、この含有量によってタバコの強さが決まってきますが、プルーム・テックには、このタールが含まれていないことがわかります。
プルーム・テックと紙巻たばこの健康被害の比較
紙巻たばこの健康への影響度
紙巻たばこの煙には、4,000種類の化学物質が含まれているといわれています。その中には、200種類以上の有害物質が含まれ、そのなかでも、よく知られているのは、ニコチン、タール、一酸化炭素の3つの物質です。ニコチンは依存性の高い物質として有名。タールは不完全燃焼によって発生する燃焼副生成物のうち一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分で、いわゆるタバコのヤニにあたります。一酸化炭素は、血中のヘモグロビンと結びつきやすく酸素濃度低下につながるといわれています。
プルーム・テックとの健康被害の比較
画像:https://www.ploom.jp/members/heat/
プルーム・テックのたばこベイパーの成分には、タールと一酸化炭素が含まれていません。紙巻たばこと比較した時にプルーム・テックが安全と言われるのはこのためです。また、紙巻たばこが「燃焼」するのに対して、プルーム・テックは「加熱」する方式なので、嫌な匂いもありません。
よく、タバコの害として副流煙が話題になりますが、プルーム・テックならば、副流煙が発生しませんので、自分のためにも周りの人に対しても健康被害のリスクは抑えられると言えるでしょう。
プルーム・テックと他の加熱式たばことでは健康被害に差はあるの?
それでは、加熱式たばこ業界の中でプルーム・テックと並んで人気がある、iQOS(アイコス)やglo(グロー )と比較してみるとどうでしょうか。
iQOS(アイコス)やglo(グロー)の健康への影響度
iQOS(アイコス)やglo(グロー)は、高温加熱式のたばこになっており、喫煙感が高いところが魅力です。有害物質は、紙巻たばこと比較して、90%減と言われています。
一方、プルーム・テックは、低音加熱式で、喫煙感はiQOS(アイコス)やglo(グロー)よりも弱くなります。しかし、その分有害物質が出にくく、紙巻たばこと比較すると99%減と言われています。
加熱方式が異なるだけで、約10%もの差があるのは驚きですね。アイコスやグローのように喫煙感を求めるか、それとも有害物質を少しでも抑えられるプルーム・テックを選ぶか、様々な考え方があると思います。
プルーム・テックを吸った時の不調について
プルーム・テックの喉への影響の有無
プルーム・テックは紙巻たばこと異なり、煙も出ませんしそもそも低温加熱方式ですので、喉への負担はかなり少ないと思われます。しかし、それは適度な喫煙量があってこそです。
また、プルーム・テックを吸うこと自体、完全に無害とされているわけではありません。
調子の悪い時の喫煙や、一度に多くのたばこベイパーを吸い込めば、喉への影響も少なからず出るかもしれないということは認識しておきましょう。
喉が不調になる原因
プルーム・テックを吸っているときに、喉の違和感や不調を感じるという方もいらっしゃるようです。
もともと喉に疾患があったり、たばこベイパーに敏感になっている方は、このような喉に不調を感じるようです。異変を感じたら、使用を控えたり、喫煙量を減らすなどして、様子をみてみることをおすすめします。
喉が不調になったときの対処法
たばこカプセルのフレーバーによっても、相性があるようです。
自分の喉や体に合ったたばこカプセルで、無理のない範囲で喫煙を楽しみましょう。また、それでも喉の調子がよくならない場合は、使用を控えてください。
プルーム・テック使用時の注意点
ここまでご紹介してきた通り、プルーム・テックは、他の加熱式たばこや紙巻たばこと比較しても健康への影響は少ないと言えるでしょう。しかし、赤ちゃんや子ども、また喘息の方への配慮はもちろん必要です。周りの環境やマナーは守り、気持ちよく喫煙したいものです。
まとめ
今回は、プルーム・テックがもたらす健康への影響やたばこベイパーに含まれる成分について、他の加熱式たばこや紙巻たばこと比較してきました。プルーム・テックの低音加熱方式という特徴のおかげで、ニコチン、タール、一酸化炭素といった有害物質も少なく抑えられていることをお伝えしてきました。ただし、健康に影響が少ないからといって、吸い過ぎは禁物。自分の体の調子や喉の調子と相談し、適度に長くプルーム・テックを楽しみましょう。
この記事を書いた人
ガジェットレビュー編集部
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